「<プロファイル名>: 同期によるインストールが必要です」と表示されます


iOSiPad OS

プロファイルがインストールされない場合、Push証明書の管理に原因がある、デバイスに原因がある、プロファイル設定内容に原因がある、それぞれのケースが考えられます。
同期状態にこのメッセージが表示される場合は同期完了になりませんので、以下の順序で原因を絞り込み、必要な処置を行います。

◆原因となり得る候補
  a.Push証明書が 未登録/有効期限切れ/無効 のいずれかとなっている
    有効なPush証明書が登録されていない場合 iOS、iPadOS、MacOS、tvOS の管理ができません。
  b. デバイスがインターネットに接続していない
    電源がオフ、圏外など、インターネットに接続できない状況下ではサーバからのインストール命令を受信できません。
  c. デバイスはインターネットに接続しているがパスコードロック中である
    iOS/iPadOSでは、OSの仕様上パスコードロック状態ではプロファイルのインストールは実行されません。
  d. デバイスが対応していない項目がプロファイルの設定に含まれている
    プロファイルにはOSバージョン、デバイスの管理モードが限定される項目があり、適合しない場合はインストールできないことがあります。
  e. デバイスの内部で一時的な障害が発生している
               
◆原因の絞り込みと対処
  1-a.管理画面でPush証明書の管理状況を確認します
    1) Push証明書の登録の有無および有効期限を確認します
      ・管理画面 > ユニット詳細 > Apple関連設定 > Apple情報
        (1) Push証明書の「失効日」、「シリアル情報」、「サブジェクト情報」が空欄となっている場合
          Push証明書が未登録のためデバイスと通信できていません。(「a.」のケース)。
          【対処】下記に添ってにPush証明書の新規登録作業を行なってください。
            https://support-go.bizmo.in/download/InstructionManual/Content/2_config/apple-push-certificate.htm
        (2) Push証明書の「失効日」が現在日時を過ぎている場合
          Push証明書の有効期限が切れているためデバイスと通信できていません。(「a.」のケース)。
          【対処】下記に添ってにPush証明書の更新作業を行なってください。
            https://support-go.bizmo.in/download/InstructionManual/Content/3_operation/apple-push-certificate_update.htm
    2) Push証明書が有効であることを確認します
      ・管理画面 > ログ > アラーム
        (1) 「Apple Push証明書が無効になっています」のアラームが発生している場合
          Push証明書が無効となっているためデバイスと通信できていません。(「a.」のケース)。
          【対処】登録済みのPush証明書を削除した後にPush証明書の登録作業を行なってください。
            対処-1) Push証明書を削除
              管理画面 > ユニット詳細 > Apple関連設定 > Apple情報 > 「Push証明書を削除」ボタン
            対処-2) Push証明書の新規登録
              https://support-go.bizmo.in/download/InstructionManual/Content/2_config/apple-push-certificate.htm
              この処理を行った後、登録済み(BizMobile Go! で管理中)のデバイスはすべて再登録(再チェックイン)が必要です。
        (2) アラームが発生していない場合
          Push証明書が有効であることが確認できました。
          【対処】次の「2-b.」へ進み「b.」以降のケースの確認を行います。
               
  2-b.管理画面で同期操作を行いデバイスからの応答の有無でインターネットへの接続状況を確認します
    1) 管理画面からデバイスへ同期コマンドを送信
      ・管理画面 > デバイス詳細 > コマンド > 「同期」
    2) デバイス詳細画面で同期コマンドの送信時刻「デバイス情報を要求」とデバイスからの応答時刻「最終アクセス」の2つを比較
      (1) 比較の結果 "デバイス情報を要求" > "最終アクセス" となっている場合
        サーバからの情報要求に対するデバイスからの応答がありませんので、デバイスはインターネットへ接続していません(「b.」のケース)。
        【対処】デバイスの状態を確認し、電源オン、再起動、ネットワーク設定などの対処でインターネットへ接続できるようにしてください。
      (2) 比較の結果 "デバイス情報を要求" < "最終アクセス"となっている場合
        サーバからの情報要求に対するデバイスからの応答がありましたのでデバイスはインターネットへ接続しています。
          【対処】次の「3-c.」へ進み「c.」以降のケースの確認を行います。
               
  3-c.パスコードロックが原因となっている可能性をデバイスからの応答状況で判断します
    1) デバイス詳細画面でデバイスからの応答時刻「最終アクセス」と「セキュリティチェック」の2つを比較
      「セキュリティチェック」時刻はロック解除状態でデバイスとサーバが通信を行った時に更新されるため、更新の有無でロック中かロック解除中かを判断できます。
        (1) 比較の結果 "最終アクセス" > "セキュリティチェック" となっている場合
          「セキュリティチェック」時刻が更新されていないためデバイスはパスコードロック中です(「c.」のケース)。
          【対処】デバイスのパスコードロックを解除してください。
            ロックを解除するとデバイスは自動的にサーバへ接続しプロファイルがインストールされます。
            「セキュリティチェック」の時刻が更新されたら、管理画面からもう一度、同期操作を行います。
            同期操作によってインストール完了が確認されるとメッセージが消えます。メッセージが消えない場合は、次の(2)の確認へ進みます。
        (2) 比較の結果 "最終アクセス" <= "セキュリティチェック" となっている場合
          「セキュリティチェック」時刻が更新されたためデバイスはパスコードロックが解除されてます。
          【対処】次の「4-d.」へ進み「d.」以降のケースの確認を行います。
               
  4-d.プロファイルの設定内容が原因となっている可能性をログで判断します
    1) デバイス詳細の「同期状態」タブに表示されている「ログを確認する」リンクからログページを開きます
      プロファイルの設定内容が原因となっている場合は、プロファイルのインストールがデバイス内部で失敗し、デバイスから返された失敗の理由がログに記録されている可能性があります。
      【対処】失敗の理由がログに記録されている場合は必要な対処を行なってください。
    2) ログに原因を特定できる情報が無い場合
      【対処】次の「5-e.」の確認へ進みます。
               
  5-e.デバイス内部での一時的な障害の可能性
    上記いずれにも該当しない場合には、デバイス内部で一時的に障害が発生している可能性があります。
      【対処1】デバイスの再起動で解消することがありますのでお試しください。
      【対処2】再起動でも解消されない場合には、デバイスの管理番号を添えて、サポート窓口へお問い合わせください。

関連キーワード:
同期進行中、SyncRequired、同期完了にならない


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最終更新日 2025年1月23日